N.tarot-私が見ている日常のお話-

日々のこと、過去の体験記、タロット占い師

日足神

水子供養が終わって、しばらくは平和な日が続いた。

20年も一緒にいたものがなくなったから2,3日はフワフワしたような感覚だったけど

約1年間病んでいた抑鬱状態も治って本当に心から健康って大事だと実感する日々でした( ˘̩̩̩⌣˘̩̩̩ )


しかし霊感体質というのはどうすることもできず、水子供養をした日に霊感を無くすことはできないかと相談したけど

それはもう持って生まれたものなので完全に無くすということはできないと言われていた。

できることはそういうものに近づかないこと、同情してスキを見せないこと、自分で自分をしっかり持ち自らを守ること。

そうは言われてもこの頃はまだまだ自分の霊力をコントロールできず、もう何も起こらないんじゃないかと思うほど平和だった日々も

そこから半年とちょっとで死の危険があるほど危ないものに取り憑かれることに。。

この話長めになります。



2012年5月、旦那(当時まだ彼氏)が私の幼馴染の男子と他何人かの男達で心霊スポットへ行こうとした。

この頃はまだ旦那も私の体質に半信半疑。

でも私は危ないからやめた方がいいということと、変なもの連れてこられても困るということで

行くのを強く反対したけど、私が報告を受けたときにはもう向かってしまっていた。

でも途中で猫の死骸を食べているたぬきを見てなんか気味が悪くなって結局引き返したそう。


次の日みんなで集まって、幼馴染もいた。

私は会った瞬間幼馴染に3体ほどの何かが憑いていることにすぐ気づいた。

うわー...と思ってあまり近くに寄らないようにしていたけど(笑)

そんなことで防げるはずもなく、結局家に帰ってみるとそのうちの1体が私にくっついてきていた。それも人ではないなにか。

犬くらいの大きさの丸いそのなにかは夜になると寝ている私の周りを元気に走り回っていた(笑)

昼間はどこにいるのかわからないけど夜になると出てきては部屋を徘徊してた。

とくに危害を加えられることもなかったし、とりあえずそのままにしておいた。


それが私に憑いて1週間くらい経った頃、私は気づかなかった異変に家族が気づいた。

5月で日中の気温はほぼ20度を超えていたのに、私は寒い寒いといっていつも長袖を着込んでた。

ちょっとおかしいんじゃない?風邪?と何度も聞かれて、そういえばなんでこんなに寒いんだ?と思い始めました。

夜は寝ても寝てもなんだか眠くて、ごはんもどれだけ食べてもなんか空腹で食欲は凄まじかった。妊娠してんじゃないの?って疑われたほどw


取り憑いてから3週間が過ぎた頃、家族や彼氏と喧嘩することが増えて

なんとなく周りに対して攻撃的になり始めていた。

そしてある日の夕方、外は雨が降っていたにもかかわらず、財布も携帯も持たず傘もささず私は突然どこかへ行ってしまった。

その時の記憶はハッキリ覚えているけど、ただひたすらにどこかへ向けて歩いていて、心の中には「帰らなきゃ」という思いだけ

でもその帰らなきゃいけない場所はどうやら自分の家ではないようで...

それに疑問を持つこともなくただひたすらに歩いて全身びしょ濡れだった。

2時間くらい歩いたところで、昔住んでいたアパートの近くまできた。

そこで急に我に返って、なにやってんだ???自分???と思って、家に帰ろうと思ったけど連絡手段もお金もない。

とにかく走って家に戻った。

約3時間突然姿を消して、時間も夜の19時になっていたから親もすごく心配していた。

そして家に入って自分の部屋に行くと、突然涙が止まらなくなって大声で泣き始めた。

母が心配して部屋にきたけど、私の口から出る言葉は「帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい」

そう言ってただただ涙が出てくる。

自分の意思だけど自分の意思じゃない感覚、すごく怖くて気味が悪くてどうしたらいいのかわからなかった。

これだけ異常な行動をしているのに自分ではそれを異常だと気付けないのが取り憑かれているときの特徴。

だから気づかずにこのまま精神を病んでいく人もたくさんいるという訳です。


この時は母がすぐにおかしいと気付き、水子でお世話になった巫女さんにすぐに連絡してくれた。

「電話で済む話かもしれないし、落ち着いたら娘さんから私に電話をかけてください」と言われた。

その日は疲れて眠ってしまい、次の日私から巫女さんに連絡をした。

すると、「電話で済むかとおもったけど、声にノイズがかかってる。人じゃないね。結構強そうだから一度来てもらおうかな...」

と言われて、初めてそれがあの幼馴染からもらってしまったものだということに気付いた。

そして何故かこの日から寒気や食欲は一時的に収まり夜に姿を見ることもなくなった。

巫女さんのところへ行ってどうにかしてもらえる事が決まったから、大人しくなったらしい。


運転するのは危険だからお母さんに運転してもらってねと言われて、巫女さんの住む町まで車で40分ほど乗って行った。

巫女さんのおうちについて、つくなり巫女さんは うわ寒い〜〜と言ってたくさん着込み始めた(笑)

とりあえずテーブルに座ってお茶を入れてもらい、今回何が憑いてしまったのかを説明されました。


私に憑いていたものの名前は「日足神」

”ひだるしん” ”ひだるがみ”と呼ばれている妖怪です。


妖怪????!?さすがに私も笑ってしまった(笑)

だって妖怪ってゲゲゲの鬼太郎じゃないの???おとぎ話じゃないの???w

と思ったけど、「人間の霊より動物の霊よりよっぽど力があり厄介なのが妖怪。守護神が強くて助かったね、下手したら死んでたよ。」

と言われて背筋が凍った。w


一体なんなのかというと、

元々は餓死で亡くなっていった可哀想な人や動物をなぐさめていた優しい神様

いつのまにかそういういろんなもの達を取り込んで自分自身が妖怪となってしまったものだそうです。

餓死で亡くなったものたちの集まりなので、常にお腹が空いていて

基本は動物などに取り憑いてその動物が食事したり睡眠したりするエネルギー、精気を吸って力を蓄えているそうです。

なので取り憑かれたものはどれだけ食べても満たされず、睡眠しても回復せずという状態が続き、日足神は力を蓄え終わると

取り憑いていた本体を川へ身投げするなどして自殺させ、自分は元いた場所へ帰るのだそうです。


しかしこの妖怪普段は街中や人の住む場所には現れないどころか、力のある特別な場所にしかいないそうです。

じゃあどこから来たのか???

実は幼馴染達が心霊スポットに行こうとして途中猫の死骸を食べるたぬきを見た場所は長野県の上高地だった。

上高地”元々の名前は”神降地”といい、その名の通り神様類のものがたくさんいる場所。

そして”州”と言う字、川の間に石を置き、神が渡るという意味があるそう。

日本列島でこの州と言う字の付く都道府県は九州、そして長野県のもう一つの呼び名である信州だけなのです。

どっちがどっちかは忘れてしまいましたが、この2つの”州”の付く場所から神が入り神が出て行く通り道となっている。と聞かされました。

上高地で有名なかっぱ橋も、川を割り石の橋を敷き神が通るという意味があるのだそう。

上高地は観光名所で空気も綺麗でとても素敵な場所です。日中はパワースポットでもある反面、日が落ちてから訪れるにはとても危険な場所なのだと教えられました。


さてこの日足神をどうするか、普通の霊であれば成仏させたり供養したりになりますが、相手は妖怪という名の神様なので元いた場所へと返す必要がありました。

ちなみに私が雨の中歩いて行ったのは、自分のお家である上高地へ帰ろうとしていたそうです。私の家から車で1時間はかかります。恐ろしい話です。(笑)

この日足神は巫女さんが預かって上高地へ返してくれることになりましたが、まずは私から剥がすことに。

とにかくお腹がすいているので、もっと美味しい条件がないとまず離れてはくれないらしい。

巫女さんは水、米、酒、昆布、塩を神様に祀るような形でテーブルにセットし、私にしゃもじのような形をした木のヘラを持たせ、日足神を私から出す儀式を始めました。


あっさりとテーブルのごはんに飛びついて日足神は私から出て行き、事は収まりました。

その木のヘラのようなしゃもじのようなもの、日足神が長く取り憑きすぎてしまった場合は熱くてもっていられなくなるそうです。

そうなる前で良かったと思いました...

その日足神どんな形をしているのか聞くと、黒いわたあめから足が2本出ているような姿をしているそうです。

夜になると私の周りを走り回っていたのが、黒いわたあめに足が生えたようなものだったと思うと少しかわいいなと思いました(笑)

けど、本当に家の近くに川がなくて良かった。

妖怪に取り憑かれるという恐ろしく珍しい経験でした。